「OSOパワー」使用のDD11下回り
計画中の運転盤に敷設予定の引き込み線、そこの主役に手持ちのB6が充てられているのですが、ディーゼルも欲しいな、とDD11を作り始めました。DD13の短縮版で小回りが利く上にロッドを回す姿にも愛嬌があります。
最初は運転上のアクセントになれば、くらいに考えていて、手持ちの資材から簡単に作ろう、と考えていました。バンダイのBトレイン動力が寸法的に近いのに目を付け、中心軸の通った車輪ならそれを延長すればアウトサイドロッドを付けられるぞ、と部品箱を探すとトミックスの車輪(旧製品)がギアの歯数、軸の太さまで合致!よーしコレで、ボディーはジャンクのDD13を短縮してそれらしくでっち上げよう!・・・。
こんな風にパーツを組み合わせてパズルが嵌るのは楽しいですね。しかし車軸の改造、ロッドの切り出しなどを考えるとそう「簡単に」はいきそうにないです。
ま、パーツを物色して考えるだけのパズル遊びもそれはそれで楽しいのですがね。私はほとんどコチラ(笑)。
大幅に本題から脱線しましたが、結局タイトルに書いた通りトーマモデルワークスの「OSOパワー動力」https://www.tomamw.com/?ca=35
を使用しました。オプションの「アウトサイドロッド」のセットがあるのも決定の要因でした。
で、この動力をDD11に収めるにはある程度の加工が必要です。
単純に製品のフレームを「収まらないところは切る、削る」といった加工です。切ったり削ったりで特に作動に差支えが出るような所はありませんでした。ただレジンが割れやすいので、写真のように「ニッパーでパチン」はやめた方がいいと思います。私は一か所深く割ってしまい、プラ片で修正したところがあります。
加工後3Dプリンターで出した台車、ボルスタのパーツを組付けます。製品のパーツのねじ穴を利用するため、台車のフレームを下からはめることにしましたので、ちょっと造形に破綻が出ました。
ボルスタ周りはこんな感じ。車体台枠も3Dプリントで出しました。下からはめて洋白線のピンで抜け止めにしています。カーブ通過時はボンネット内でモーターが振れることになり、どのくらいまで曲がることが出来るのか?となりますが・・・
ボンネット内9mmの幅があればR140のトミックスのミニカーブポイントを通過するはずです(台枠開口部の幅が9mm)。
アウトサイドロッドのパーツで、レジン製のクランク部分は、ドリルを通し1mmタップを立てるという追加工時に、うっかり割ってしまいました。予備が入っていたので数は足りました。
このパーツはDD11のものとちょっと形が違いますし、今後のメンテナンスでの分解組み立てもありますので今後の破損に備える意味もあり、データーを作り自家製でプリントしました。「高剛性レジン」を使ったら追加工しても割れずにやりやすかったです。
その他のパーツ、ロッドとピン、特に1㎜段付きネジのロッドピンはありがたい限りです。ただ、手の震える老眼の人間には組付けがキツかった(笑)。マスキングテープやひっつき虫など使ってロッドを保持してピンをねじ込みました。
次は車体ですね。多分データーを作ってこれも3Dプリントで出すと思います。先の「パズル遊び」も楽しいですが、データーを作れば市販の動力、手持ちの部品にピッタリ嵌る3Dプリントの工作(?)もまた楽しいです。
「OSOパワー」の動力は非常に快調です。集電も良くポイントの連続する線でもしらん顔で進みます。寂れた海辺の引き込み線での運用だけではもったいないかも。このDD11はやや太めを狙って「トミーナインスケール」の香港貨車を繋いでも似合う感じに仕上げたいです。
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