運転盤妄想
C11とキハ20があれば9mmゲージ遊びは十分楽しいと思います。とは言えいつの間にかデッキ付き電機やカラフルな私鉄電車が増殖してしまうのも事実。そうなるとそれらを「最大公約数的」に走らせることのできるレイアウトがあれば、と思うのが人情。
半世紀前の関水金属のカタログレイアウトは、デスクトップサイズとは言え当時出ていた製品を走らせる、という点でなかなかいい線いっていると思います。まぁ103系通勤電車はちょっと似合わないかな。
このレイアウト、TMS1982年11月号のミキスト欄で「すなおに運転を楽しめる」レイアウトとして紹介されていた綱島一朗氏の「新御幌鉄道」のプランによく似ていますね。
以前作ったレイアウト、というより運転盤。
私もこういった箱庭的な好ましい小レイアウトが欲しく、30年近く前に取り掛かったのですが、生活拠点を高松に移したこともあり2年前未完のまま取り壊しとなりました。
高松では少しものを置くスペースも増えたので、新たにややスペースを拡張したレイアウト(1200×900)を計画中です。以前のブログでもふれたように高徳線と鳴門線のジャンクションである「池谷駅」をモチーフにしています。ここに国電やら電気機関車の牽く貨物やらを並べると鶴見線のような感じにもなり、着脱式で架線柱も立てられるようにしようと思っています。キハ20とC11ばかりではなく、国電まで行けるぞ!そうか、私鉄の分岐駅だってオッケーだな、とひそかにほくそえんでいます。
・・・ただ以前よりスペース拡張とは言え、最急曲線半径はR228からR216へと小さくなっています。
そういった目論見なので旧型電機など通過試験をしてみたのですが、EF56の先台車が片足上げるのは仕方ないにしてもメーカーサイドで「最急通過半径216」とあるED16の先輪がちょくちょく外れるのには参りました。こいつには走ってもらいたいのに・・・。
ちなみにEF10、近鉄特急はちゃんと走りました。
さてそうすると半径を広げるか車両をいじるか・・・そんなことを考えていると昔のメモ書きが・・・
なんだろう。このお結び型レイアウトのようなものは・・・
廃棄となった運転盤、計画時にはいろいろプランがあったのですがその中の一つです。三方にシーンを作ることが出来、カーブも120度ずつ3か所なら180度をぐるっと回るより不自然さも少ないのでは?という考えでやや奇抜ながらこんな形に。
メモには子供の頃住んでいた板橋あたりの風景を考えながら描き込んでいました。駅のそばに大きなセメント工場があったのですよ。
変型ベースボードは910㎜四方のベニヤから切り出せるように考えていたのですが、欲が出て定尺ベニヤからギリギリ切り出せる952×910の寸法です。
外側2本はR262と228です。ED16は多分通過します。しかしコレ、PECOのポイント使わないとこのスペースに入らないんだよなぁ・・・ポイント9個もあるよ、今やPECOのポイントはセットラックの小型ポイントでも4000円のブルジョア価格だし・・・
ややっ!すでに数がそろっている。
中古ながら安いものをこそこそ集めていました(笑)。あーどうしましょうコレ。シンプルな長方形に比べ格段に面倒なのは判り切っています。
ベースボードだけだけどイラストに。結構かっこいいなぁ。架線柱立てたら引き立つぞ・・・。
風景はもうちょっと考えます。というより前の運転盤のように添え物的なストラクチュアをいくつか作ってやって気分で置き換えたりするのが良さそうだなぁ。いろいろな編成を走らせられそう。セメント工場はぜひ作りたいです。
この記事へのコメント
コメントありがとうございます。お結び、実作業にかかりました。まだ台枠だけですが。