お結び型運転盤・台枠
車両セットを買ったらすぐ走らせて遊びたい、しかしそのたびに組線路を出してきて、というのは面倒なので簡単なものでも運転盤があったらいいなと誰しもが思う所でしょう。
前回の記事で描いたお結び型運転盤、イラストなんか描いてみてだんだん勢いが付き、ついに工作にかかりました。ゴロンとしたなりで収納しにくそうだし台枠の工作にも手こずるだろうと、「こんなのあったらいいな」とは思えど手を付けずに30年近く、ようやくの工作スタートです。
カットの写真では一瞬レール関係まで出来上がっているように見えますが実はフェイク。別角度から見りゃ全体はまだこんな感じです。
しかも最外周のレール以外は乗せてあるだけです。まぁ面倒な台枠工作が一段落したので良し、です。最終的にはツイッターに上げたイラスト(↓)のようになる予定。
寸法は1030㎜×983㎜。線路の載る板の外周に40㎜程の張り出しを設け、脱線時、不意の衝撃などによる車両の転落防止に備えています。このサイズは定尺のベニヤ板から一度には取れません。
線路の載る板はベニヤから切り出せる寸法に収め、それをその外周の、全体を支えるフレームにはめ込む構造となっています。メインの構造材は30×9の工作用ヒノキ材ですが、三角形に組むと非常に丈夫で持ち上げてもねじれません。
外周部は三分割した板を、張り出し部の板をタイル的に張り合わせて繋いでいます。それだけでは弱ヨワですが三角フレームが付くので頑丈になります。最初から三分割で考えて作ればもう少し大きく作ることも可能でした。三角フレーム強し!です。
なお張り出し部の板はレーザーカットしました。これを自分で切り出すとなると挫けた可能性大です(笑)。
こうして出来た路盤は線路の最外周のカーブ半径を270㎜採れるので、我が家の車両たちも全員走行可能です。
KATOのEF55、公証ではカーブの最急通過半径281㎜となっていますが、我が家のものは半径270㎜を無理なく通過しています。もちろんこれは私の購入製品のみの実証なので個体差でのばらつきもあるかと思います。しかしこいつが通過出来たのはうれしいです。
直線部は350㎜しか取れませんが、5~6両の編成だったらそんなに窮屈でもない感じです。20メートル級の客車編成など、持っているだけでほとんど走らせていないので、この運転盤はぜひとも完成させなくてはね・・・。
この記事へのコメント
なんともクラッシックなコントローラー 自作なのですか? 大正時代風で格好いいです
コメントありがとうございます。EF55かっこいいですよね。さすがKATO、急カーブ対策を施した量産品を出してしまうとはすごいものです。
パワーパックは旧作。2013年1月25日の記事「机上運転用パワーパック」です。
https://barrack-model.seesaa.net/article/201301article_2.html